東欧トラックおばちゃん番外編・米国トラック姉ちゃん

東欧トラックおばちゃんの旅はまだ続いているのですが、今回はちょっと番外。
あまりにもETS2(ユーロ・トラック・シュミレーター2)が面白かったので、ついATS(アメリカン・トラックシミュレーター)にも手を出してしまいました。ごっついアメリカントラックで、アメリカ南部地帯を走り回るというやつです。

アメリカ大陸を走り回るトラック姉ちゃんは、この方。
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マデラインさん。社名になっているロデリックはお兄ちゃんの名前です。アメリカといえばポーの『アッシャー家の崩壊』しかないだろう(?)、ということでこのお名前に。

『アッシャー家の崩壊』は、バザーで買いました。服とかを売ってる店で一冊だけポーの小説を売っていたのでつい衝動買いしましたが、今にして思えばあれは売り子さんが暇つぶし用に持ってきていた本だったんじゃないか。ごめんね。売らなきゃいいのに。

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なんせアメリカントラックだから、こんなですよ。プレートのLAYLAHはこのトラックの名前(俺キメェ)。ちょうどこのゲームをしているときに井口裕香のAlf Laylah Partyを聞いてたから。ついでにこの曲の影響で『千夜一夜物語』も読み始めてしまった。面白いけど長いね。向こう1~2年くらいかけるつもりでじっくり読もう。

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このトラックを運転して、こんなかんじのアメリカの地方都市をひたすら行ったり来たりするのです。アメリカって赤信号でも右折できることがあるって知らなかった。

で、感想なんだけど、つまんない

何これ。飽きる。ETS2があんなに面白かったのに対して、こっちのATSは、ある日急にプレイできなくなっても別にいいやと思えるほどしか愛着が沸かないし、興味もでない。

なんでだろうとつらつら考えたんだけど、一番大きな理由はとにかく単調なこと。

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基本的にこんな感じの景色ばっかりで、別の州に入ったところで何か変化があるわけでもない。どこまでもアメリカの地方。山岳地帯とかトンネルとか海岸沿いとか、そういうのがあんまりない。道路の本数も少なく、同じ道を往復してばっかり。都市部の立体交差なんかはすっごく楽しかったけど、それだけ。

もともとぼくはステージごとに雰囲気がガラッと変わるタイプのゲームが好きで、MSXだとスペースマンボウよりグラディウスがいいし、ツインビーよりは魔城伝説の方がお気に入りだった(理解されない自信がある)。ETS2は、国が目まぐるしく変わることが楽しかった。イタリア→スイス→ドイツ→デンマーク→スウェーデン、なんて国境を越えるごとにテンションがうなぎ上り。それぞれの国によって雰囲気がぜんぜん違うのが分かる。でもATSはどこまで行ってもアメリカだ。

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時々こんな風にタンブルウィードが転がってきたり、かなり作り込みは細かいとは思う。それにしても全体としてこぢんまりしている印象がぬぐい去れない。ぼくにはアメリカ南部の渋さが理解できないということなんだろう。

あと、トラックがでかすぎて動きがもっさりしてる、というのも何となく気になった。ただこれはATS自体が好きになれれば、とってもよい味として楽しめる部分だと思う。アメリカントラックがきびきび動くと逆に興ざめだろう。実際、エンジン音に迫力があって、大きめの音量でプレイのは悪いものではなかった。とはいえ単調な中を小回りの利かないトラックで走るので、むしろ全体としてはイライラすることが多かった。

もう少しガレージを増やしたり、お金を稼いでトラックを買い換えたりしたら面白くなってくるのかもしれないけど、でもETS2なんて最初からメタクソに面白かったからなあ。ATSは時々気まぐれで遊ぶ感じかなー。

ゲームの作り自体はものすごくしっかりしていて、上にも書いたように作り込みは細かいので、アメリカ南部の雰囲気が好きな人や巨大トレーラーをのんびり運転したい人なんかは、ETS2よりこっちを選ぶんだろうとは思う。残念ぼくには合わなかった。

いちおう良かったところも書いておくと、単調だというのがプラスに働く場合もあることかな。ネットラジオとかお気に入りの音楽とかをかけて、ただボケーとしたいときは、ETS2よりこっちの方が断然いい。ゲーム内ですることがあんまりないので、ETS2ほど忙しくない。砂漠の中の一本道をひたすらテレテレ走る快感を味わえる。

とはいえこれも無理やり褒めてる感じ。さんざんですね。ごめんねマデライン姉ちゃん。