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みんなの「音楽」ブログ


14歳の音楽

2016/07/12 00:37
「クリミナル・マインド」っていう海外ドラマをよく見ている。頭のいい人たちがプロファイリングをしながら犯罪者を追い詰めていくやつ。

その中で「14歳の時に聴いた音楽が人生の中で一番心に残る」とかそんなセリフがあった。その時を過ぎても新しい音楽に感動することはあるが、14歳のときの感動にはもうかなわない。たしかリードさん(そういう人物がいるのです)が言ってたと思う。

自分にとっての「14歳の音楽」は、間違いなくこれ。矢野顕子がアレンジした、パット・メセニーの「It's For You」だ。アルバム「WELCOME BACK」所収。



小学校高学年〜高校生ぐらいのときは矢野顕子をハマリ聴きしてたが、中でもこの曲はブッチギリで心に残っている。ピアノってすげー! 音楽ってすげー! と思ったもんだ。

あとついでに「14歳の音色」だとたぶんMSXのPSGです。
「ブタ子のテーマ」↓なんて今聴いても泣けてくる。


自分の文化世界の最下層の一つにこの曲とこの音色がある、というのを踏まえて、今よく聴いている音楽を思い浮かべてみると……あんまり関係ない感じ? ピコピコテクノポップとかは好きだけど、うーん。
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ディラン効果

2015/04/27 12:23
本屋にいくとうんこがしたくなることを「青木まりこ現象」というが、ある音楽がひたすら頭の中でハードリピートされることを「ディラン効果」というらしい。

で、最近ぼくの頭の中をぐるぐる回っているのが石川優子の「ドリーミー・ドリーマー」という曲。アニメ「燃える!お兄さん」のオープニング曲だ。



なんでこの曲なのかまったく不明で、きっかけすらわからない。アニメ自体もさして好きだったわけでも嫌いだったわけでもない。単行本は手元にないので、この作品自体を思い出すこともまあまずない。なのにここ数か月のあいだ、家にいるとだいた頭の中にこの曲が流れている。なんなんだろう。もうすぐぶっ倒れるのか自分?
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2013/09/12 23:44
前にクラシック音楽のエントリを書いてからずっとクラシック音楽を聴き続けてる。われながら単純だ。
一番のお気に入り、ガーディナーさんのモツレクのCDがどっかいっちゃったので、今回はヤケクソになってムーティーさんのを買ってみた。

↓ガーディナーさん。お気に入り。


↓ムーティーさん。まだあんまり聴いてないから楽しみ。


ここ数日クラシックのCDをたけ続けに買ったが、CD購入なんて2012年の3月くらいに南波志保のCDを買って以来だ。

↓その時買ったやつ。「ふたりのけんか」がものすごい名曲で聴くたびに心がふるえます。今度紹介します。今度とばけもの出たことなし。

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2013/09/10 09:39
クラシック音楽を時々聴く。そこまで好きでもないけど、聴いてて退屈とかつまんないとかも思わない。こういうのなんていうんだっけ。ライトユーザー?

Windowsでたとえるとコントロールパネルの存在すら知らない程度の付き合いだから楽団とか指揮者の名前とかほとんど分からないのだが(特に楽団)、それでもだらだらと長く聴き続けているとお気に入りのCDというものは出てくるもんだ。そんな「マイベストクラシックCD」を3枚紹介してみる。

(1)ブラームス、交響曲第1番、ミュンシュ、パリ管弦楽団

そもそも自分がクラシック音楽を聴くようになったのは高校1年生から。自分が高校で所属していた音楽部には妙にクラシック音楽好きが多く、自分もなんとなーくそれに影響をうけていった。合宿の時には先輩がチャイコフスキーの「1812年」を流しながらいろいろ薀蓄を聞かせてくれたもんだ。環境って大切だなあ。

で、なぜブラームスの交響曲第1番かというと、みんなのうたがきっかけ。大昔にNHKみんなのうたで「風の歌」というのを放送していて、たしかそれがクラシック音楽の旋律を本歌取りしていたということだけは覚えていたので「じゃあ手始めはこれしよう」と。

↓「風の歌」。ビルの谷間を抜けますよー。


せっかくなら名盤とされているものから入ろうと思い、クラオタの友人Yの前で上記「風の歌」をフゴフゴと歌ったところ、勧められたのがミュンシュさんのCDだった。

以降ブラームスの交響曲第1番はこればっかり聴いている。いいとか悪いとかそういうのはぜんぜんわからないし、パリの楽団なのに音がドイツっぽいなどと言われても「ふーんそうなんですか?」としか思わない。ただ、ずっと聴き続けていたせいで自分の身体にずいぶん入り込んだらしく、聴いていて安心できる。音質は悪い方なんだろうけど、これもあんまり気にならない。ぼくのクラシック音楽歴の原点になってる、思い出深い一枚だ。

これ買ったときは高校1年生かー。

↓最近になってまた音質がいいのが出てるみたいだから買い直してもいいかも。


おまけ。↓ブラームスの交響曲1番のコラールをブブゼラで吹くとこうなる。


(2)チャイコフスキー、交響曲第3番、アバド、シカゴ交響楽団

大学に入ってしばらくの間だけ、クラシック音楽をいろいろ聴きあさっていた時期があった。そのきっかけになったのがこれ。チャイコフスキーの交響曲の中ではかなりマイナーな方らしいが、いいんですわー。変に重苦しくないので聴いててすっごく気持ちいい。このCDがえらく気に入ったので、クラシックもいいもんだとそっち方面を開拓してみようと思ったのだ。

カラヤンさんのチャイコフスキー交響曲第3番と聴き比べたことがあるけど、ぼくとしてはアバドさんの方が軽くてすっきりした感じがしてなんだか好きだ。

このCDがとてもよかったのでアバドさんという指揮者にはちょっと興味がある。つい先日もアバドさんの振るブラームス交響曲第1番をネットで注文してしまった。いい機会だからミュンシュさんと聴き比べてみようかなと。商品の到着が楽しみだ。

↓バラでなかなか手に入らないので全集を買うしかなかった。


(3)モーツァルト、レクイエム、ガーディナー、イギリス・バロック管弦楽団
クラシック音楽のジャンルで特に好きなのが古音楽と宗教音楽。モーツァルトはあんまり聴きたいとは思わないけどモツレクは大好物です。モスクワ留学中もモツレクのコンサートに複数回行ったもんだ。自分がラテン語を勉強しているのも、きっかけとしてはモツレクの歌詞が知りたかったから。

ガーディナーさんのモツレクは、テンポが速めでフェルマータもやや短い、きびきびしてちょっと軽い感じの演奏。でもヘタに重くしたり感情を込めたりするより、これくらいシンプルな方が聴いてて疲れなくていい。あちこちのレビューではベームさんのやつが名盤とよく紹介されているけど、ベームさんのはモッサリしててどうも苦手だ。

↓こっちが名盤らしいです。



ただ残念なことに、ガーディナーさんのこのCDは紛失中。大掃除のときに出てきて「やっほうまた聴こう」と思って別の場所に取り分けておいたのは覚えているのだが、その「別の場所」がもうどこだかわからない。また買うのも業腹だし、どうしよう。

↓千数百円払って自分の代わりに探してもらう、と考えれば安いのかなあ。



思いの他いろいろ書くことがあった。クラシック音楽よりピコピコテクノポップとかアニメゲームサントラとかの方がよほど好きなんだけどね。
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2013/09/09 15:17
おそらく誰に話しても信じてもらえない話、というのがいくつかある。ぼくのおじいちゃんがキツネに化かされた話とか、おばあちゃんがお風呂屋さんの帰りに人魂を捕まえた話とか。

そういうのとはちょっと毛色が違うが、ぼくしか知らないアイドルがいる。

高校2年生の冬。猛烈な熱を出して寝込んだことがある。昼間からずっと眠っていたので夜中に眼が冴える。そこで寝床のCDラジカセ(古いなあ)で深夜ラジオを聴いていたら、タケウチマリヤというアイドルがゲストだった。
竹内 まりや、ではない。「タケウチマ リヤ」だ。沖縄出身のアイドルということだった。

それがひとしきりおしゃべりをして、タケウチマさんの歌ういかにもアイドルっぽい曲が流れてきた。近藤奈々の「サラダ通りで会いましょう」みたいな曲だった。


↑近藤奈々の「サラダ通りで会いましょう」ってこれね。

このタケウチマ リヤについて人に聞いても誰も知らない。ネット検索でもひっかからない。くだんの「いかにもアイドルっぽい曲」もそれ以降聴いたことがない。風邪で寝込んでた日の深夜だったし、沖縄出身のタケウチマなんていう人は存在しないんだろうか。

[参考]ドラえもんの「タレント」
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分類アイデア求む

2013/03/08 00:43
ここ10年以上かけてハードディスク(今はSSDだけど)に入れてきた音楽があまりにも多くなって収拾がつかない。
今のぼくが使っているX-アプリなるソニーの音楽管理ソフトは勝手にジャンル分けしてくれるのだが、そのジャンルがもうめちゃくちゃ。映画のサントラCDごとにOSTとサウンドトラックとサントラとサントラ(一般)とかジャンル分けするの勘弁してください。

楽曲のジャンルタグはどんなに面倒でも手動で付け直したほうがいいみたい。

それはいいんだが、じゃあどんなタグをつけようか。

基本的に今のぼくがよく聴くのはピコピコテクノポップ(Aira MitsukiとかMEGとかコルテモニカとか)とアニメ・ゲームのサントラとJazztronikの3種類くらいだから、もうこの3つプラスその他でいいような気もしてきた。でもこれ以外のも時々聴きたくなるし、せっかくだからちゃんと分類したい。

↓Jazztronik。42分38秒目あたりから始まる「七色」は仕事前に大き目の音で聴くとヒロポンを打ったみたいにテンションが上がる(感想には個人差があります)。


あるいはもっと雑にして、「女性ボーカル」「男性ボーカル」「器楽」ぐらいのアバウトさがあってもいいかもしれない。でもタグを使うとしたら「今はこういう感じの曲ばっかり聴きたいなあ」という場面だろうから、「こういう感じ」でまとめられたほうがいいのかなあ。「元気な曲」「静かな曲」ていう。もはやジャンルでもなんでもないが。

いっそのことボルヘスがどっかの本で紹介してた中国の百科事典みたいに分類してみたらどうだろう。

具体的にはこんな↓

皇帝に属するもの
芳香を放つもの
飼いならされたもの
乳飲み豚
人魚
お話に出てくるもの
放し飼いの犬
この分類自体に含まれるもの
気違いのように騒ぐもの
数えきれぬもの
らくだの毛のごとく細い毛筆で描かれたもの
その他のもの
壷をこわしたばかりのもの
遠くから見ると蝿のように見えるもの


「飼いならされたもの」は倉橋ヨエコの曲を中心にありそうだと思ったが、意外とない。彼女の曲は一方的な思い込みみたいな愛情が多くて飼いならされた感が弱い。

「人魚」に分類されるのはJazztronik「Mermaid」、笠原弘子「人魚はもう足を欲しがらない」、谷山浩子「人魚は歩けない」、つじあやの「マーメイド」の4曲。正直なところ4曲もあったことに驚いている。

「放し飼いの犬」は平岩英子「吾輩は犬である」、矢野顕子「Dogs Awaiting」、Chara「Duca」など、ざっとみたところ数曲ありそう。谷山浩子の「犬を捨てに行く」は放し飼いっていう感じがしないからここには分類できない。そもそも犬の曲じゃないし。

↓名曲「犬を捨てに行く」。猛烈におそろしい曲だと思う。


「気違いのように騒ぐもの」かー。Mami Chanの曲だな。Dontaとか。

「皇帝に属するもの」はクラシック音楽中心になると思う。アニメサントラはぜんぶ「お話にでてくるもの」でいいや。

カセットテープに自分の好きな曲を編集してベスト盤を作っている中学2年生みたい。というわけでみなさん、「遠くから見ると蝿のように見える」曲を知っていたら教えてください。うそ。そんなものよりハードディスクの音楽データについてどういうジャンル分けをしているのか教えてください。わりと楽しみに待ってます。
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特報首都圏

2012/01/20 20:10
NHKの「特報首都圏」のテーマ曲が好きだ。

なんだか現代社会の不安がそのまま女の声になったみたいで、聴くだけで心が雲母のように薄くはがれる気がして非常に心地いい。首都圏に住んでいるのなら、曲を聴けば「あああれか」と思うはず。ここからてきとうに探してくれろ(ただしぼくの環境では再生できなかったので未確認)。


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Island of Hope and Tears

2012/01/12 10:38
誰もが知るべき、ものすごい名曲の紹介。

ぼくは「もう二度と会えない生き別れ」を扱った作品にものすごくグッときます。たとえば「異世界とつながっていた通路がふさがる」とか「通信手段がほぼない時代に辺境へ移住させられる」とか。マンガでいえばドラえもんの『のび太の宇宙開拓史』や『銀河鉄道999』の最終場面にあるような別れ方です。『金色のガッシュ!!』がとても好きな理由の一つは、この「もう二度と会えない生き別れ」が多く描かれているからです。文学では万葉集の防人歌がまず思いつきます。Cecilの楽曲「きみをさがしに」のフレーズ「それっきりだったバイバイ」も、聴くたびに必要以上に感動します。現代の卒業とか引っ越しとかは、再会の可能性もあるし連絡手段もあるから、自分の中では別物扱いです。

で、そんなぼくのツボをぐぐっと押してしまったのがこの曲、NightnoiseのIsland of Hope and Tearsです。

歌の舞台は19世紀半ばのアイルランド。この時代、アイルランドでは飢饉(じゃがいも飢饉は有名ですね)や暴動などが頻発する、非常に困難の多い時代でした。そして飢えや戦火を避けるため、アイルランドから多くの移民が新大陸へ渡りました。

Nightnoiseのこの楽曲は、そうした苦難の時代にあるアイルランドの移民の歌です。



歌詞は普通に音読するだけでうっとりするほどきれいです。かなり勝手な解釈を込めて訳を考えてみました。だいたいこんな内容です。

People are gathering at the pier
One bright September mornin’ clear,
Many are sad, so few are gay,
The ship’s bound for Amerikay.
みなが桟橋に集まってくる。
ある晴れた九月の朝。
だれもが嘆き悲しむばかり、朗らかな姿はほとんどない。
船はアメリカを目指す。

Tears and goodbyes,
Are echoing on the parting tide;
Some will leave with not a care,
Those who stay will pine and stare;
Love take hold of my hand if you will,
Before we set sail our glasses we’ll fill,
We will bid our friends adieu
In vows of love and hearts so true.
涙とさようならの声が、別れの水面にこだまする。
気のないそぶりで去る者たち。
あこがれのまなざしで見つめる者たち。
俺の大切な人よ、手を握ってくれないか。
船出の前に杯を酌み交わそう。
そして友には別れの言葉を。
心からの愛を誓って。

Each one dreaming his own dream,
“We are young, we are not afraid…”
Island of hope and tears,
Shelter and protect us,
Cast away our fears.
旅立つ誰もが夢を抱いている。
「俺たちは若い、何も怖くなんかない……」
希望と涙の島よ。
どうか俺たちを守っておくれ。
そしてこの恐怖を追いやっておくれ。

Running in the wake of war,
Prisoners of home, we who could not stay;
Orphans of the storm, how can we be turned away?
We have braved the wintry seas,
Crossed the raging deep to the harbour of the free.
戦火の中を逃げまどう人々は、故郷に閉じ込められたまま。
でも俺たちは行かなくては。
俺たちは嵐の中で生まれた孤児、どうして引き返せよう。
冬の海などものともせず、荒れ狂う深き海を越えて自由の港へ。

“How can I forget my name,
Speak a foreign tongue, nothing is the same…”
“My bed I carry in this sack
All that I own, never to look back…”
「自分の名前だけは決して忘れるもんか。何もかも違う世界で、他の言葉を話したって。」
「寝具しか入っていない袋。俺の持っているものはこれだけだ。でも振り返りはしないぞ……」

※中程にあるprisonerという単語について。日本語ベスト盤の歌詞カードでは、prisonerと単数形で書かれていましたが、実際の作品をよく聴くとprisonersと複数形になっているようです。意味的にも複数でしょうから、ここではprisonersとしておきます。それから"Love take hold of my hand if you will, / Before we set sail Our glasses we’ll fill,"の2行。これも日本語の歌詞カードの区切り方だと脚韻の具合や意味内容が違ってくるので適当な形に改めました。

この曲は遊佐未森によってカバーされています。日本ではそちらの方が有名なのかもしれません(未確認)。アルバム「水色」の6番トラックの楽曲で、タイトルはこちらもIsland of Hope and Tearsです。歌詞は遊佐未森による日本語訳です。演奏はNightnoise本人たち。



これと原曲を比べてみると、非常に面白いことがいろいろ分かります。

例えば遊佐未森の訳した歌詞の歌い出しは、こんなです。

青い月が浮かんでる くりかえす波の上
遠く耳を澄まして 心を解き放したら

おだやかな想いが満ちてくる
悲しい思い出さえ 愛しくなるよね


いきなり舞台が違います。原曲が9月の朝、明るい光の中だったのに対し、水色版(つまり遊佐未森の訳)では夜。そしてなんだか静かな印象です。泣いている人もいないし、別れの言葉も聞こえません。

別れの理由。原曲は戦争です。これは原曲を作ったトュリオーナさんも、19世紀に戦争を避けて移民したアイルランドの人々の旅を歌っているとはっきり述べています。ところが水色版はそのへんが曖昧にされていて、どうともとれるようになっています。

このほうが 二人のためだから
だけど涙で 声にならない


原曲は大勢の見送りがいたのに、水色版は二人だけです。他にも人はいるのかもしれませんが、愛する二人には見えていないのでしょう。そういえばここでも「声にならない」といっています。原曲では涙と別れの声がこだましていたことと対照的です。ここからも静かな様子が感じられますね。

船が向かう先も違います。原曲ではアメリカとはっきり名指ししていますが、水色版は「新しい島」。

船は動きだす
それぞれの夢を分けて
Island of hope and tears
新しい島をめざし


原曲の歌詞を見るまでは、向かう先の「新しい島」がIsland of Hope and Tears「希望と涙の島」だと思っていましたが、もともとはアイルランド島を指していたわけです。もちろん「新しい島」=「希望と涙の島」ととっても全然かまわないと思います。

こうしてみると、水色版がだいぶ大胆に書き換えられていることがわかります。時間は夜になりましたし、目指す先は新しい「島」であって大陸ではない。そしてアメリカとか戦争などのような具体的なものをほぼ出さず、聴く側の想像力に丸投げしています(ちなみにぼくは原曲の詩を読むまでは、高橋留美子のマンガ「闘魚の里」(人魚シリーズのあれだ)のラストシーンみたいなものをぼんやりと思い描いていました。人魚の肉を食べて歳をとらなくなった主人公が、同じ場所にはいられないからと小舟で港町を去るシーンです。昔の日本(江戸かそれより前)が舞台でした)。また、原曲は新しい世界への期待や不安、決意など、旅立つものの今後を見据える視点もけっこうありますが、水色版は主として個人的な別れに着目しています。歴史の一場面を扱った叙事詩を翻案して、現代を生きるわれわれにも理解しやすいラブソングに仕立て上げた、といったところでしょうか。でも、船に乗って別れざるを得ない、という別離の悲しみや、新しい世界を眺めつつも後ろ髪を引かれる気持ちなんかは残されています。原曲も水色版も、どちらもひとしく切ない気持ちになります。原曲にひっぱられずに普遍性のある歌詞を作り、それでいて原曲をきちんと踏まえている名訳だと思います。

NightnoiseのIsland of Hope and Tearsはアルバム"Parting Tide"(邦題「ひき汐」)所収です。ベスト盤にも入っています。水色版はアルバム「水色」所収。


誤訳なんかに気づいたらちまちま書き直すことがあります。
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哀愁のエンディングB面

2010/02/28 02:38
哀愁のエンディング、続きです。今度はぼくの主観を丸出しにします。思い入れがあるものほど後にくるように並べてみます。

◇Bugってハニー


なんなのこれ、と思うかもしれませんが、ぼくもそう思っています。なんなのこれ。
当時は高橋名人というのが大ブームになっていました。高橋名人はハドソンの社員で、一秒間にファミコンボタンを16連射できました。それで小学生の間で大人気。逮捕されたなどという噂も広がりました。
そのあまりの人気ぶりで彼を主人公にしたゲームまで出た始末。「高橋名人の冒険島」がそれだ。なぜかMSXにも移植されましたが、まあMSXの話は長くなるので省略。さらにそのゲームがアニメ化されたのです。
アニメの内容はほとんど覚えていないのですが、オープニングとエンディングは部分的にはっきり思い出せます。高橋名人本人も歌っています。
実は思い入れとかはぜんぜんないのですが、哀愁のエンディングといってまず思いついた曲のひとつがこれでした。なんだかこっぱずかしいのであまり正視したくないです。

◇あさりちゃん

今でも連載が続いているのがおどろきの『あさりちゃん』。小学生のときって、悲しい気持ちを経験する機会は大人になってからより多いんじゃないかなあ。子供の世界は小さくて狭いかもしれないけど、そこで起こっていることは世界の全てにかかわる大事です。小学生が感じた悲しいことは、おっさんおばさんから見ると些細なことですが、小学生にとっては全身全霊で受け止めている強烈な悲しみなんですよ。そういうのって覚えてますか。

◇藤子不二雄ワイド

夕焼け。しんみりしますね。これもアニメの終わりと一日の終わりが見事にリンクしています。もちろん実際の放送時間は夕焼けよりずっとあとなんですが。

◇オバケのQ太郎

またぞろ藤子アニメ。宇崎竜童の曲で浜田良美の歌です。なんだってこんなにしんみりした曲なんでしょうか。誰にもいわれなかったらまずオバケのQ太郎はイメージできません。
背景絵のオバQは、気持ちよさそうにすやすや眠っています。おだやかな気持ちになりますね。

◇キテレツ大百科


大好きなアニメでした。少しばかりご都合主義が多い脚本でしたが、決して子供だましでなく意外とよくできているんです。作者本人が一番好きだったアニメだとか。
原作とアニメはだいぶ雰囲気が違います。ブタゴリラにもトンガリにもすてきなガールフレンドがいたり、勉三さんが6浪の結果大学に入って(なぜか)彼女を見つけたり、とか書いてるうちにぼくのルサンチマンがふつふつとあふれてきたのでもういいや。なんですかはじめてのチュウって。ぼくのルサンチマンをなめるなよムキー。話を戻すとブタゴリラはアニメだとけっこう親しみがもてるいいキャラになっています。原作はもうちょっと邪悪な感じがしましたが。それにしてもブタゴリラってそうとう直接的な名前です。みよちゃんまでブタゴリラって呼んでるのがよく考えてみるとすごい。

音楽そのものも、その伴奏楽器も、なんとなく古くさくてうらさびれた感じ。小学生が大人になってディスコでラジオ体操踊る歌とか、ひたすら眠たがる歌とか、コロッケを作る歌とか、そういう実験的な曲にまぎれてこんな哀愁エンディングが。おセンチな気持ちになってしまいますねー。

◇ハーイあっこです

高校生の頃は、みつはしちかこの『小さな恋のものがたり』を夢中になって読んでいました。男子です。われながら自分キメェ! 
このアニメは、同じ作者の「ハーイあっこです」だ。あんまり見てはいなかったが、小坂明子のこの曲は好きでちょくちょくピアノで弾いたりしていた。
この「晴れのち晴れ」、最初はオープニング曲だったのに、途中からエンディングに回された気がします。確かにエンディングっぽいです。

◇美味しんぼ

小学生の時によく見ていました。食べ物にやたらめったら能書きを垂れながら店にケンカを売りまくる、というのが当時のぼくには斬新でした。途中から見なくなっちゃったけど。
ちょうどぼくはこの放送をしているころ(小学校高学年)、江戸川乱歩の『幽鬼の塔』を読んでいました。小説がまさに佳境にさしかかったころ、たまたまテレビからこの曲が流れてきました。
それ以来、美味しんぼのエンディングはぼくにとっては『幽鬼の塔』のテーマソングにもなりました。だからこの曲を聴くと、江戸川乱歩の小説を思い出して登場人物たちの運命を憐れんだり悲しんだりしたものです。

◇ひらけ! ポンキッキ

厳密にはアニメでないのですが、まあいいや。
「かもめが空を飛ぶよ」で始まる、ポンキッキのエンディング名曲。
ぼくがまだ幼稚園に通っていたころ、母者が朝に「ほら、もうカモメが飛んじゃったよ」とぼくを催促したものです。そういうのも思い出してしんみりします。ほとんどぼくの個人的な思い入れですが。

◇ドラえもん のび太の宇宙小戦争

映画のエンディングはあまり扱えないのですが、これは出すべき。大長編ドラえもんの中でもトップクラスの名曲です。低音金管の響きとか笛の裏メロとか、曲の作り方も雰囲気にぴったり。
涙の虹を見たり、叱られてたたずんだり、自分が大人になることについて考えるようになったり、そういう少年の心はぼくもよく分かります。アレンジとかはしなくていいから、この曲はこれから先もどこかで使えないものか。
映画館でこれを見たであろう子供たちは、この曲を聴いて切ない気持ちになってほしいなあ。たぶん付き添ったパパママの方が感動できるかもしれないが。

◇ミームいろいろ夢の旅

今まで世界で放送された全アニメのなかでぼくが一番好きなのが、この「ミームいろいろ夢の旅」です。

↓こんなアニメです。とりあえず1話くらい見てみたら。

あのパソコンから出てきた変なキャラがミーム。喋り方が妙におばさんくさい。
基本的にミームが小学生をつれてパソコン回線からいろいろワープし、さまざまな科学知識を分かりやすく紹介する、というもの。このころのTBSは、まんがはじめて物語みたいに知的アニメが多く放送してたものです。
放送時間は日曜日の11時から。小学生のぼくにはなんにもすることがない時間。一番ぼんやりできるタイミングで、このアニメをなめるように見ていました。登場人物はみんな魅力的、科学の世界は面白い、とってもとっても好きでした。DVD全巻セットがあれば買っちゃうかもしれません。
番組は電電公社の提供。1980年代前半、やっとMSXが出てきたかな、くらいの時代に放送していました。このアニメの未来予想はどれくらい実現したんでしょう。
次回予告で「次はなんと、最終回」という言葉を聞いたときには顔の表情が固まりました。あの絶望感!ああさみしいです。
今もこういう、楽しい科学アニメってあるんでしょうか。マリー&ガリーとかはちょっと違うしなあ。

エンディングはキラキラ背景でミームが飛んでいます。ちいさいかわのうたです。これもしんみりしますねえ。
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哀愁のエンディング番外編

2010/02/27 01:49

小学生〜中学生のときに大好きだったゲーム、ハイドライド3のエンディングです。
ハイドライド3はあまりにも好きすぎて、Windows版を2本買いました。今でも気まぐれに遊んだりしてます。
ぼくが遊んだのはMSX版。それはそれはチャチいゲーム機です。
音楽なんて矩形波1色3和音のみ。
このゲームの曲も、どう聴いてもスカスカで未完成っぽいでしょ? 
でもそれがまたいいんだわ。ヘタに完成していると、こっちのすることがなくてつまんない。極端な話、音色までこっちの妄想で補いたい。BGMを媒介にして、ぼくの脳内にはさまざまなイメージや音があふれだします。
ハイドライド3は、そういう触発効果がものすごく高い音楽です。

ということでアニメエンディング以外にもぼくの好きなゲームエンディングがあれば少しずつ紹介していきます。
ハイドライド3は、登場する妖精が病気のヤギみたいでどうも好きになれませんが、まあいいでしょう。
とにかく、この時代のゲームは音楽の音色がショボくてかえっていい味を出しています。
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タイトル 日 時
鼻唄
弟との会話。 ...続きを見る

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2010/01/29 21:29
廃墟
 壊れたピアノで大昔に練習した曲を弾き直してみた。だいたいどの曲も冒頭数小節と、特に好きだった箇所しか弾けない。  なんだか自分の身体の中に遺跡や廃墟がたくさんあるみたいだった。廃墟や遺跡の間をそぞろ歩きするのも、たまにはいいものだ。 ...続きを見る

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2009/11/29 20:32
音楽的にはもっと面白く
 ここ数日くらい、ものすごーくピアノが弾きたいです。でも家のピアノは調子が悪い。修理費用の積み立てかー。  高校生の時にピアノ教室の発表会で弾いた曲↓ ...続きを見る

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2009/11/22 03:14
花とダンス
 こんなことしてる場合じゃないのに。 −−−−−−−−  倉橋ヨエコの楽曲「ロボット」。 ...続きを見る

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2009/11/14 02:57
名曲「円盤旅行」
 今回はいつにもまして外部リンクが多いです。 −−−−−−−−  あのひと検索とかいうので福間未紗を調べてみたらちゃんと登録されてた。動画を見ると名曲「円盤旅行」が。アニメは後付けみたい。別にオフィシャルPVではないけど本人は歓迎しているようだ。 ...続きを見る

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2008/10/24 21:27
ハートわしづかみ
 ラテン語をぶつぶつと読みながら電車に乗ってたら、それはぼく。 −−−−−−−−  論文の締め切りがめちゃくちゃ近い時期だが、福間未紗のライブのチケットを買った。  福間未紗はここから試聴ませ。  もともとぼくが福間未紗を知ったのは10年以上前の偶然。なんとなーく吉祥寺を歩いてて、なんとなーくCD屋さんに入って、なんとなーく試聴したらハートわしづかみ。そのとき聴いたのは風車という曲。一耳惚れってあるんですよ。(ところでこの曲、ヴァシュティ・バニヤンのアレンジです。)声が特に好きになりまし... ...続きを見る

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2008/10/07 23:41
対人恐怖の人の歌
 シャーペンの芯を踏んづけて足に刺した。いーたたたた。 −−−−−−−−  倉橋ヨエコの「ロボット」(ニコニコ動画だからアカウントがないと見られない)は、もうモロに対人恐怖の人の歌だ。人に会うとガチガチに緊張する。自分がどう見られているかが気になって怖くて動けない。だから動作はどうしてもぎこちなくなる。それこそロボットみたいだ。必死になって普通にふるまおうとしてるのにみんな笑う。だれか助けて。だれか助けて。自分が大嫌い。だれか助けて。いっそ本当にロボットにしてくれ。そんな歌。  歌詞と楽曲... ...続きを見る

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2007/08/18 02:36
『音楽のおくりもの』
 柴犬まるに言いたいのだが、「お手」と「おかわり」をするときは座った方が楽だよ。 −−−−−−−−  中学生の時にMSXで編曲していた音楽のファイルが出てきた。小学校〜中学校にかけては、MSXポケットバンク『音楽のおくりもの』を参考にしながらMSXにいろんな楽譜を入力したもんだ。FM音源も少しいじったけど、基本的にはPSGを使った。8オクターブ3和音(そのうち一つをノイズに割り当て可能)、というとんでもなくヘボいサウンドだけど、逆にこのヘボい中でいかに宇宙を創るか、みたいなのが楽しかった。M... ...続きを見る

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2007/07/17 21:56
上京ソング特集
 時々上京ソングを聴く。ぼく自身はずっと東京人なので、上京の経験はない。別に憧れもしない。ただ、ぼくの持っている音楽を何となく眺めていたら、けっこう上京ソングがあることに気づいた。 ...続きを見る

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2005/07/17 18:16
カクテルパーティ
今はなんて言う曲だか思い出せないけど、ヘッドホンで聴くたびに「はい?」と後方に向かって返事をしたくなる曲がある。なんか自分の名前が遠くの方で呼ばれているかのような声がするのだ。実際に何度かヘッドホンを外して「何か呼んだ?」と家族にたずねたりしている。勘弁してくれ。 椎名林檎の「おだいじに」も最初に街中で聴いたときには急に話しかけられたかと思ってびっくりした。最近慣れた。 ...続きを見る

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2005/05/24 00:34
福間未紗・雅楽
福間未紗というアーティストがいる。彼女の音楽がものすごくよいのだが、現在活動休止中なのが残念だ。 ...続きを見る

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2005/05/21 22:29

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