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help リーダーに追加 RSS 決定版・トラックボールの設定と使用法

<<   作成日時 : 2007/02/12 03:15   >>

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 またトラックボールの記事です。トラックボールに関心がない人が読んでもろくに面白くありません。落ちるような話でもありません。それでも、トラックボール関連の検索をしてこのページに辿り着いた人たちには、何らかの手土産になるような情報を提供できればと思います。

 トラックボールについての前回の記事は、購入したその日に書いたものでした。それから3カ月弱が経過したことになりますが、さすがにそろそろ設定や使い方も安定してきて、いじり回すようなことがなくなりました。
 ということで、トラックボールの使い方のコツや現在の設定などを紹介いたします。参考にしてください。
 
 以下はずっとWindows XPの場合で説明しています。OSがWindows Vistaの人はこちらへどうぞ。

◆ハード◆

 トラックボールはマウスと比べると、以下のようなメリットとデメリットがあります。

[メリット]
・場所を食わない
 →置き場所だけあればよいのでとても素敵。締め切りが近づいてきて机の上が散らかってきた時に絶大な威力を発揮します。
・いちいち持ち上げなくていい
 →マウスだと机の端まで来たらいったん持ち上げて適当な場所まで運ばなくてはなりませんが、トラックボールだとそういうことがありません。ボールをコロコロさせるだけですから。
・楽
 →指先だけでコントロールできるので、マウスよりも楽にポインタを動かせます。
・たのしい
 →マジです。

[デメリット]
・直線が引けない
 →目的地までポインタを動かすのは楽ちんですが、軌跡はガタガタになります。絵を描くのには全く向きません。また、読みの知らない漢字を手書きで検索したりするときにも少しだけ苦労します。
・マウスジェスチャが使いにくい
 →マウスジェスチャというのは、右ボタンを押しながらマウスを動かすことでさまざまな命令を出す機能を指します。Operaというブラウザで使うと非常に便利なのですが、それがトラックボールだと非常にしづらくなります。
・マイナー
 →だいたい想像はつくと思います。
・ちょっとだけメンテナンスが面倒
 →時々ボールを外してゴミを取らなくてはなりません。まあこの程度は面倒のうちに入りませんが。
・使いにくい
 →最初は戸惑うかもしれませんが、慣れです。

 そういったことも踏まえて検討してください。
 ぼくが使っているのは、Logitec社のトラックボール、Marble Mouse(製品型番: ST-45UPi)です。他のトラックボールを使ったことがないので、比較はできません。
 ボタンは全部で4つついています。ボタンにはそれぞれ番号が振ってあるのですが、分かりにくいので「左大ボタン」「左小ボタン」「右大ボタン」「右小ボタン」と呼びます。

◆ドライバの設定◆

 専用のドライバを入れます。メーカーのウェブサイトからはMouseWareというのとSetPointというのがダウンロードできます。自分に合った方をダウンロードしてください。ぼくは前者にしています。以下も前者で説明を続けます。

 ぼくは利き手じゃない方でトラックボールを使うことを推奨しています。ぼくの利き腕は右手なので、以下ではトラックボールを左手で使う方法を説明しています。具体的には、右小ボタンを中央ボタンとして扱い、ホイールを再現する方法を紹介します。
 ところが、SetPointというドライバでは、右小ボタンに中央ボタンを割り当てることができません。左右対称のトラックボールを作っておきながら、ドライバは左右非対称です。困ったものです。

 SetPointでも右小ボタンに中央ボタンを割り当てる方法はありますが、手っとり早くMouseWareを使った方がいいでしょう。

 MouseWareは巧妙に隠されているので、以下のようにして入手します。
(1)Logicoolのサイトで上の方にある「サポート+ダウンロード」をクリック
(2)「ダウンロード」をクリック
(3)サポート&ダウンロードの画像検索でトラックボールを選び、「すべての製品を見る」をクリック
(4)「お探しの製品が見つかりませんか?」をクリック
(5)ターコイズブルーのボールをしたトラックボール(下にOther Trackballs Not Listedと書いてあるやつ)をクリック
(6)OSのところでWindows XPを選ぶ
(7)あとは言語を選んでダウンロード
 なお、MouseWareはWindows Vistaでは使えません。Vistaユーザーの人はこちらをご覧ください
 ただし、トラックボールを右手で使う場合はSetPointでも可です。左小ボタンならSetPointでも中央ボタンを割り当てることができます。

 さて、では引き続きMouseWareの使い方です。ドライバを入れると、以下のような画面になります(以下、クリックすると拡大します)。これはいいでしょう。

画像


 次です。

画像


 上のような画面になりますが、ここは「左側」を設定します。

 右利きの人も「左側」に設定しましょう。トラックボールは左手で使った方が便利です。右利きの人でも、トラックボールを左手で使うのは全く難しくありません(つまりは左利きの人がトラックボールを右手で使うのも簡単だということでしょう、きっと)。特にこのMarble Mouseは、都合がいいことに左右対称にできています。
 ぼくが左手でトラックボールを使うようになったのは、こちらのブログがきっかけです。先方ではキーボードサイズの関係とありましたが、ぼくの場合はちょうど右手が腱鞘炎になりそうだったので、苦肉の策として左手トラックボールに切り換えました。キーボードはコンパクト型親指シフトキーボードのままです。それにしても親指シフターだとキーボードは大きいか小さいかでしか選べなくて残念です。変換ソフトもJapanistしか選べなくて残念です(親指シフト入力エミュレータを噛ませるといろいろ不具合がある)。
 閑話休題。何が便利というと、筆記用具と持ち替えなくて済むというのが一番大きい。あとはテンキーで入力操作をする人は重宝するんじゃないでしょうか。左手でセルを選択して右手で数値を入力、ということができますから。キーボードショートカットについては以前の記事で紹介しましたので割愛。
 はい次。

画像


 上のような画面になります。ここでは左右のボタンを同時に押したときの動作を決めます。左右同時押しはブラウザのマウスジェスチャに取っておきたいので、「割り当てなし」にします。

画像


 これでとりあえず一段落。続いて、左右についている小さいボタンの設定をします。「ボタン」のタブを押してください。

 このトラックボールには、ホイール(マウスボタンの中央にあってくるくる回すやつ)がありません。ですのでフリーソフトで対処しなくてはなりません。その準備として、次のように設定します。
 左小ボタン(画面だと「4番ボタン」)は、キーストロークの[Ctrt+w]を割り当てるのが一番いいです。タブブラウザのタブを閉じるショートカットキーです。トラックボールはマウスジェスチャがしにくい上、タブを閉じるためにいちいちタブのところまでポインタを動かすのも面倒です。パカパカとタブを開いても、この左小ボタンを親指でカチカチ連打すればどんどん閉じていきます。

 さて、続いて右小ボタン(画面では「5番ボタン」)です。

画像


 これは「中央ボタン」にします。この右小ボタンは中央ボタンとして大活躍します。

 動作のタブは、ぼくは以下のようにしています。「PS/2レポート速度」は当然のようにUSB接続だと表示されません。

画像


◆フリーソフトの設定◆

 このトラックボールにはホイールがありません。そこでソフトを使ってエミュレーションしなくてはなりません。ぼくのお薦めはWheelBallです。こちらのサイトからWheelBallをダウンロードして、適当なファイルに解凍します。そしてショートカットアイコンをスタートアップにも入れておきます。
 このソフトを起動し、以下のように設定します。

画像


 設定はこれで終わりです。

◆構え方◆

 すでに書いたように、ぼくは左手でトラックボールを操作しています。それを踏まえて読んでください。
 写真を撮るのが面倒くさいので言葉で説明します。大きいボタンは手前が丸くなっていて、奥にいくにつれて尖っていきます。その右大ボタンの中央あたりに親指を、左大ボタンの奥、先端部分に薬指を当てます。ボールの上には人指し指と中指を当てます。これが基本的な構え。
 ボールを回転させるときには、人指し指、中指、薬指の3本を使います。メインは中指で、軌道を安定させるために人指し指(時々薬指)を援用するという感じでしょうか。たとえばポインタを右に動かすときはボールを中指で転がしてそのまま薬指に引き継いでいきます。左の場合には人指し指へ引き継ぎます。掌底はLogitechのロゴがプリントされてあるところに置きっぱなしにします。
 ていうかまあ適当に持って適当に動かしてください。
右大ボタンのクリック(普通の右手用マウスでいうところの「左クリック」)は親指でします。ホイールを使用するときには親指を少し曲げて、右小ボタンを押しっぱなしにします。一気にスクロールするときには、右小ボタンを押したまま、中指と薬指で思い切ってボールを転がします(この操作がトラックボールの醍醐味です)。
 左大ボタンのクリックは薬指や小指でします。好きな方を好きなように使ってください。左小ボタンは親指を使って押すといいようです。下を向いている手のひらを右に向けながらトラックボールの本体の上に親指を滑らせます。ぼくのトラックボール本体は、頂点の塗装がはげてきました。親指を何度も滑らせているからです。

◆実践◆

 これでぼくのトラックボール環境が再現されることになります。上でも書いたように、ホイールを使いたいときには、右小ボタンを親指で押さえてボールをコロコロと転がします。自動スクロールにしたいときは、右小ボタンをカチリと一回だけ押して、上下左右の移動をボールで調整します。このチョコチョコといじる感じがマウスにはなくて楽しい。ひとたびこの自動スクロール調整に慣れてしまうと、マウスを使ったスクロールなんてバカバカしくてやってられなくなります。
 そして、利き手では無い方でトラックボールを操作する最大のメリットがここで発揮されます。左手で画面のスクロールを微調整しながら、右手で鉛筆を持ってノートを取るということができるのです。これは本当に便利です。論文を書いている時に大活躍しました。
 ところで、この設定だとブラウザの「進む」「戻る」の割り当てがなくなってしまいます。
 ですがぼくはOperaというブラウザを使っているので特に問題はありません(Firefoxを使いたい人はAll-in-One Gesturesプラグインを入れて下さい)。このブラウザについてはこちらのサイトを参照してください。Operaはマウスジェスチャ機能が搭載されていますが、その中に以下のような操作があります。

左ボタンを押したまま右ボタン→「戻る」
右ボタンを押したまま左ボタン→「進む」

 これは他のマウスジェスチャと違ってボタンだけの操作ですから、トラックボールでも問題なく使えます。
 また、Operaの他のタブに移動したい時は、左大ボタンを押しながら右小ボタンを押しっぱなしにし、そのままボールを前後にコロコロします。そうすると画面の中央にタブが表示されますので、選択してください。

 以上、トラックボールについて調べている方は参考にしてください。また、質問があればコメント欄でどうぞ。 

※このエントリーは予告なく書き換えることがあります。

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